2019年神戸南京町ランターンフェアの点灯式にて実演した2020年の干支である「子」のハガキです。
実際の作品である90センチ×130センチの巨大作品をご要望に応えハガキに致しました。
今回の作品は令和になり初めてのお正月であることと、干支の始まりである「子」とを掛けたテーマで制作致しました。

この「子」の文字は葡萄の木、葡萄の実、五匹のネズミで描かれています。
葡萄の木はヨーロッパの宗教では生命の木と言われています。それになぞらえ文字の根幹の部分を葡萄の木で描きました。
葡萄はしばしば女性に例えられることがあります。子供を育む女性の姿は繁栄を表します。また一つの房に沢山の実を付ける葡萄は子孫繁栄を象徴しています。
ネズミはネズミ算という言葉があるほど、子供をどんどん産んで増やして行くことからこちらも「子孫繁栄」の象徴です。ネズミが五匹というのも意味があり、中国の五福と掛けています。五福とは「寿」「徳」「富」「無病」「天命」の意味があります。

新しい日本の時代の幕開けと益々の繁栄していくことの願いを込めてデザイン致しました。

彩墨文字とは

一般的に馴染みのある水墨画は黒の墨で描きますが彩墨画は黒の墨に色彩をのせ描きます。
30年以上積み重ねてきた彩墨の技術と書道を融合し、オリジナルの彩墨書へと昇華させました。

価格：330円